2011年4月11日月曜日

Viva La アニメーション!

自主制作は相変わらず遅々とした歩みですが、みんなのおかげで順調に進んでおります。
またインターフェイスドッグス初の海外のアニメーターにも参加してもらって、チーム制作は賑わいを見せています^^国内外で素敵なコラボレーションができると嬉しいですね。
スタッフは国内外問わず今もアニメーター、背景担当募集中です。

今日は最近見た二つのアニメーション映画についての感想です。

ひとつめは日本でも公開中のシルヴァン・ショメの最新作「イリュージョニスト」であります!




ロックンロールやTVが世界を席巻し、時代が古きを追い落とすように進む1950年代のパリ。昔ながらのマジックを披露する初老の手品師タチシェフは、かつての人気をすっかり失い、三流の劇場や場末のバーでドサ回りの日々。そんなある日、スコットランドの離島に流れ着いた手品師は、やっと電気が開通したばかりの片田舎のバーで村人相手に芸を披露、喝采を浴びる。興奮冷めやらぬ村人たちの中で、貧しい少女アリスは、手品師を何でも願いを叶えてくれる“魔法使い”と信じ、島を離れるタチシェフを追いかける。言葉も通じない二人は、やがてエジンバラの片隅で一緒に暮らし始める。落ちぶれた自分を魔法使いと尊敬し、甲斐甲斐しく世話を焼き甘えるアリスに、生き別れた娘の面影を見るタチシェフ。しかし、初めて都会へやってきたアリスにとって、街は見るもの全てが珍しく、新鮮な輝きに満ち溢れていた。そして、アリスを落胆させまいと、手品師は魔法の呪文で彼女が望むプレゼントを贈り続ける。だが時代遅れの彼に仕事は無く、やがて……。>ネットの紹介分より抜粋

前作ヴェルヴィヴランデヴーはかなりブラックな作品でしたが、今回は情緒的で美しいビジュアルがとても印象的でした。手書きとCGの使い方がまたうまいんだわこれが;
この映画まさに一言でいうと「僕が見てきたフランス映画」そのもの。
映画はアニメーションになりうるかという疑問に対してのまさに答えのような映画でありなが、極端に少ない台詞と動きで物語を語るアニメならではの表現もぴかいちです。
とにかく思い切った演出が際立っていて、並大抵の演出家ならでき得ないであろう空気感を表現していた作品でした。
僕にとっても、アニメーションの可能性としてアニメ独自の間と動きのセオリーをいかに崩してアニメーならではの作品を作るかというのはテーマです。
間とタイミングがほんとうに素晴らしい。そこにカメラがあるかのようなレイアウトそして、1カット1カットの尺のバランス、ひとつひとつがじわじわと作品の臨場感を伝えてくれます。
スカイクロラ以来、久々にアニメーションでキャラクターの感情や根柢に描こうとしているものを探りながら見れる映画です。作風も予告編の印象とは違い、かなりドライで、外連味で描くというよりは、丁寧に丁寧に1つの物語を紡いでいました。あまり多くは語らないのでぜひ見てない方は見に行ってほしいですね。

ひとつだけ思ったのはモブキャラの感じはもうちょっと地味でもよかったような気がします。
どちらかというと前作のテイストですが、かなり強い個性があって、ちょっと作品全体をくいぎみになることがあるのでその辺は気になりましたね。

もうひとつは「ファンタスティックmr.fox」という人形アニメーション



キツネのMr.FOXは農家の主人が仕かけたワナにかかり、妻のMrs.Foxと絶体絶命のピンチに陥る。その時、Mr.FOXは明日の朝まで生き延びられたら、泥棒ではないまっとうな仕事をすると誓う。2年後、すっかり足を洗ったMr.FOXは、妻と変わり者の息子アッシュと3人で穴暮らしをしていた。しかし貧乏な穴暮らしに飽き飽きしていたMr.FOXは丘の上の家に引越し、その向かいにある3つの農場での泥棒を計画する。>ネットより抜粋


こちらはもうちょっとブラックなコメディー作品でしたね。
ウェスアンダーソンは劇映画の監督ですが今回はなんとアニメーション作品に挑戦。
僕の中でこの監督はつかみかねているところがありまして。
真剣なんだか、ふざけているんだか煙に巻くところがある監督ですね;
しかし常に彼の作る世界観は独特でかわいらしくて毒のある不思議なユーモアを感じさせます。
劇場でも何度か笑い声が漏れる、クスッと笑えるいい作品でした。
個人的にはお父さんと息子の関係が良かったですね。
グレてる息子と素晴らしいお父さん狐と思われたいやんちゃなお父さん、この対立構造あってのウェスアンダーソン作品でしょう。ロイヤルテネンバーグもライフアクアティックもすべて父と子のお話ですし、彼の生涯のテーマなのでしょう。
アニメーションの手法はちょっと不思議な感じでした。
タイミングが人形アニメらしからぬというか、どちらかというと2Dアニメっぽいタイミングの付け方で
結構慣れるまで時間がかかりました。
日本のアニメーション軟化の影響も受けてそう。
はじめて人形アニメでフォローカット見た気がするw
なんか画面構成というか絵作りが不思議で人形アニメーターが頭を抱えたというのも少しわかる気がします。
是非この作品もお勧めですので見てください^^

ふたつとも凄く自分なりの世界観があって、セオリー通りに作る大事さも必要だけど譲らない自分なりの世界観を作ることの魅力を教えてくれます。


最後に今日もかなり地震で揺れましたが、元気が出るようロックでも聞きましょう!
てくてく日和の音楽担当の鈴木君と高校の頃の音楽話していたら、フーファイターズ聞きたくなって最近聞いてます。元気が出ますよ^^エネルギッシュに鬱々とした日常を吹き飛ばしましょう。

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